
(c) GOETHE|ストックフォト PIXTA
ビジネスにおいて成功し、巨万の富を得た人たちと、
一般人との違いは何かと聞かれたらあなたはどう答えるだろうか?
「生まれ持った類稀なる能力」
「一分一秒も惜しんで働き続けた結果」
「高い学歴や育った環境の違い」
たいていの人はそのような回答をするのではないだろうか?
スタンフォード大学のクランボルツ教授らは、数百人の成功者たちを
徹底的に研究・分析し、一般人とは何が違うかを調べ上げた。
その結果は驚くべきものだった。成功者の8割は
「いまある自分のキャリアは予期せぬ偶然によるものだ」と答えたのだ!
この結果をもとに構成されたのが、
プランド・ハップンスタンス(planned happenstance)理論である。
日本語でいえば「計画された偶発性」「意図された偶然」となる。
この理論を簡単に述べると、人は生きていく限りたくさんの偶然に遭遇する。
その偶然を柔軟に受け入れ、自分の糧にすることで
自然と自分自身の方向付けがされていく。
成功はその先にあるという理論である。
偶然と言ってもただ漫然と何か起こるのを待っているだけではない。
自分に都合の良い偶然が起こりうるように意図的に行動したり、
常に周囲に気を配ることで変化を敏感にキャッチし、
自らのキャリアを創造する機会を増やすように
はたらきかけていくことが重要なのだ。
クランボルツ教授は、偶然を受け入れキャリアに
つなげるための考え方や行動を、下記のように発表している。
1 好奇心:新しい物事にチャレンジし、学びつづけること。
2 持続性:失敗に負けずに努力し続けること。
3 柔軟性:自分の考えに固執せず、状況によって姿勢や対応を変えていくこと。
4 楽観性:深刻に考えすぎてはいけない。チャンスは必ずめぐってくると信じること。
5 冒険心:失敗を恐れず行動すること。
自分がどうなれば成功するのかを、ただ自分の好きな分野や、
自分の性格や、親の期待などから想定しても、実は2割の確立でしか成功しないのだ。
今、時代は大きく変貌を続けている。
その変化に柔軟に対応し、予期せぬ出来事に出会っても
楽観的に受け入れ、希望を持って努力し続けることで
チャンスを掴むことができるというのがこの理論なのだ。
「運が良い人」というのは、実は「偶然への感度が高い人」なのだ。
同じ偶然が起こっても、それをただ偶然で流してしまう人と、
それを運に変える資質を持った人で差が出てしまう。
上記の資質をよく理解し、アンテナを張って行動してみよう。
きっと運はひらけてくるはずだ。
